㈶児童健全育成推進財団の阿南健太郎さんの講演会が開催されました。
6月19日、本部町福祉センター・イベントホールで、子どもの育つ環境を考える講座Ⅰ、「これからの子どもたちの生きる力を育むために」と題して、㈶児童健全育成推進財団の阿南健太郎さんの講演会が開催されました。
阿南さんは自ら東日本大震災で被災した子どもたちの支援に係る中で、子どもたちのとっさの判断が多くの住民の命を救った『釜石の奇跡』で見せた子どもたちの生き抜く力に感動した経験をお話しされ、「私たちはこの子どもたちの持って生まれた『生きる力』を地域のなかで育んでいくことが大事」と話されました。
そして、「児童館は、0歳から18歳までの児童が利用したい時にいつでも利用することが出来る、福祉施設としては他にはない特徴をもった施設で、子どもに関することならどんなプログラムも可能。そこに子育て中の親、PTA、地域の方々など様々な人がかかわることで、児童館は、薄れつつある地域のつながりをとりもどす拠点になることが出来る。」「子どもたちの笑顔を見て親が喜び、親の笑顔を見て子どもたちは安心して育つ。子どもたちはそこで親子、兄弟、友達との縦の関係だけではない、どこかのおじさんやおばさん、地域のお兄さんやお姉さんとの斜めの関係をつくることが出来る。その斜めの関係こそが子どもたちの育ちにとって一番大切。それを『共在』と言う。いろんな人たちと『共に在る』ことを地域のなかで作っていく、その中で子どもたちは育っていく力を持っているという視点が大事。」と児童館の持つ可能性についてお話しされました。
最後に阿南氏は、『人は「風」であり、「土」である』という柳田國男の言葉を引用し、「皆さんは『風』となって『土』である子どもたちを耕し、この子どもたちが10年後20年後に地域を作っていくという視点をもって子どもたちに関わっていってもらいたい」と話しを締めくくりました。
阿南さんは自ら東日本大震災で被災した子どもたちの支援に係る中で、子どもたちのとっさの判断が多くの住民の命を救った『釜石の奇跡』で見せた子どもたちの生き抜く力に感動した経験をお話しされ、「私たちはこの子どもたちの持って生まれた『生きる力』を地域のなかで育んでいくことが大事」と話されました。
そして、「児童館は、0歳から18歳までの児童が利用したい時にいつでも利用することが出来る、福祉施設としては他にはない特徴をもった施設で、子どもに関することならどんなプログラムも可能。そこに子育て中の親、PTA、地域の方々など様々な人がかかわることで、児童館は、薄れつつある地域のつながりをとりもどす拠点になることが出来る。」「子どもたちの笑顔を見て親が喜び、親の笑顔を見て子どもたちは安心して育つ。子どもたちはそこで親子、兄弟、友達との縦の関係だけではない、どこかのおじさんやおばさん、地域のお兄さんやお姉さんとの斜めの関係をつくることが出来る。その斜めの関係こそが子どもたちの育ちにとって一番大切。それを『共在』と言う。いろんな人たちと『共に在る』ことを地域のなかで作っていく、その中で子どもたちは育っていく力を持っているという視点が大事。」と児童館の持つ可能性についてお話しされました。
最後に阿南氏は、『人は「風」であり、「土」である』という柳田國男の言葉を引用し、「皆さんは『風』となって『土』である子どもたちを耕し、この子どもたちが10年後20年後に地域を作っていくという視点をもって子どもたちに関わっていってもらいたい」と話しを締めくくりました。